「消防署の立ち入り検査って、何を見られるの?」「突然来るって聞いて不安…」
飲食店オーナーや店長にとって、消防署の立ち入り検査は避けて通れないイベントです。
今回は、立ち入り検査の目的・内容・頻度・よくある指摘事項をまとめて、事前に安心して準備できるように解説します。
目次
立ち入り検査とは?目的と背景
消防署の立ち入り検査は、店舗や建物が消防法を守り、火災時にお客様や従業員の命を守れる状態かを確認するものです。
特に飲食店は、火を扱う業種で火災リスクが高いため、重点的にチェックされる傾向があります。
- 火災予防のための法令遵守確認
- 設備の不備・老朽化のチェック
- 従業員が避難経路を把握しているかの確認
どのくらいの頻度で来る?
立ち入り検査の頻度は、地域や建物規模によって異なりますが、1〜3年に一度程度行われるのが一般的です。
特に、過去に違反があった場合や繁華街の飲食店は、重点的にチェックされることもあります。
立ち入り検査でチェックされる主な内容
- 消火器の設置状況・有効期限
- 非常口や避難経路の確保(荷物で塞いでいないか)
- 火災報知器・非常ベルの動作確認
- 避難誘導灯・非常灯の点灯確認
- 厨房の火気使用設備まわり(油汚れ・清掃状況)
- 防火管理者の選任有無・書類の整備状況
「普段の消防点検で直していない不備」は、このタイミングで必ず指摘されます。
よくある指摘事項ベスト5
- 消火器の使用期限切れ
- 非常口に物が置かれている
- 誘導灯が切れている・点灯しない
- 防火管理者が未選任
- 厨房ダクトや感知器の油汚れ
これらは「準備しておけば防げる」ものばかり。日常の管理が大切です。
検査に備えて事前に準備すべきこと
- 半年に1回の消防設備点検をきちんと実施する
- 点検記録をファイルにまとめてすぐ出せるようにしておく
- 非常口や避難経路は常に確保しておく
- スタッフに消火器の場所と使い方を周知しておく
この4点を押さえておけば、立ち入り検査で慌てることはありません。
もし指摘を受けたら?
指摘事項は「改善勧告」や「是正命令」という形で書面に残されます。
期限までに修繕・対応しないと罰則や営業停止のリスクもあるため、早急に対応することが重要です。
ニシモリ防災設備では、立ち入り検査での指摘への修繕や改善対応も一括でサポートしています。
まとめ:普段の点検が最大の対策
消防署の立ち入り検査は「突然やってくる怖いもの」ではありません。
普段から消防点検を実施し、設備を整えておけば、むしろ安全を確認してもらえる安心の機会です。
- 立ち入り検査は1〜3年に1度
- 消火器・避難経路・照明・厨房設備がチェックポイント
- 指摘を受けたら早めに改善対応を
「点検から立ち入り検査までワンストップで安心したい」という方は、ぜひニシモリ防災設備にご相談ください。
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